水筒にキッチンハイターを使う際の注意点とポイント
水筒って毎日洗っているのに、気づいた時には細かい部分に茶渋がびっしりついていたり、ごうパッキン部分に黒カビが発生していたりと、そんな経験はありませんか？
そういった茶渋や黒カビにはキッチンハイターがおすすめです。
今回はキッチンハイターを使った水筒の洗浄方法や、絶対にしてはいけない注意点などをお話ししていきます。
ステンレス水筒は錆びない？
一般的に鉄は酸化することによって酸化鉄、つまりサビになってしまうのは認識されていますが、水筒などに用いられているステンレスはサビないって思っている人って意外と多いです。
では実際はどうなのかを、ステンレスの性質とともに解説していきます。
・ステンレスが錆びないと誤解されている理由
ステンレスは基本的には水筒やタンブラー、鍋といった水気に触れる機会が多いものとなっているため、「ステンレス＝水に強い」というような認識になりがちなのですが、実は大きな誤解なのです。
ステンレスは鉄でできているため、通常ならサビてしまうが、表面に「酸化皮膜」という保護膜に覆われているため、サビの発生を防ぐことができています。
この保護膜は研磨することによって剥がれてしまいますが、酸素と結合することによって、自然に修復されるので、基本的にはずっとサビから守ってくれます。
・ステンレスが錆びる原因
先ほどお伝えしたように、ステンレスは基本的にサビることはないが、使用方法や環境によってサビてしまうことがあります。
例えば、キッチンハイターのような次亜塩素酸ナトリウムを主な成分とする塩素系漂白剤や、塩素系洗浄剤は、酸化皮膜を破壊してしまい、修復される前にサビが発生してしまいます。
塩素以外にも、他の金属に発生したサビが移ってしまう「もらいサビ」でも、ステンレスがサビてしまう原因になるので、注意が必要です。
水筒はキッチン泡ハイターで洗う
水筒の洗浄とキッチン泡ハイターはとても相性が良く、気になる部分に吹きかけて数分間つけ置きして洗い流すだけで洗浄できるため、手軽で使い勝手の良い洗剤となっています。
水筒に付着しがちな茶渋や、パッキンに発生する黒カビにも効果が期待できるので、キッチン泡ハイターがオススメです。
そんなキッチンハイターの特徴を今回ご紹介します。
・手軽に強力除菌できる
キッチン泡ハイターの1番の強みと言っても過言ではないのが、手軽に強力除菌できるという点です。
キッチン泡ハイターの主成分は次亜塩素酸ナトリウムとなっているので、除菌、漂白効果に優れており、
・コロナウイルス菌
・ノロウイルス菌
・大腸菌
・真菌
上記のような細菌の除去や、無毒化に効果があります。
なので、水筒の内部や気になるところにシュッと吹きかけるだけで、除菌、洗浄ができるのでオススメです。
・ステンレス水筒に使える
基本的に塩素系漂白剤はステンレスの酸化皮膜を破壊してしまい、サビの原因になるので、相性が悪い洗剤なのですが、キッチン泡ハイターは2分ほどで除菌、漂白が完了するので、ステンレスに負担をかけることなく洗浄することができます。
・ゴムパッキンの漂白が短時間でできる
水筒のゴムパッキンの黒カビや茶渋を短時間で除菌、漂白できるのがキッチン泡ハイターのメリットです。
小さいプラスチックボウルなどにゴムパッキンを入れ、キッチン泡ハイターを直接吹きかけて２～３分ほどで洗い流すだけで洗浄が完了します。
逆に長い時間つけ置きしてしまうと、塩素の臭いが残ってしまったり、ゴムパッキンが劣化してしまう恐れもあるので注意しましょう。
・水筒を漂白、除菌する方法
手軽さが売りのキッチン泡ハイターですが、使い方を誤ってしまうと思わぬトラブルが起こってしうので、注意する点や手順をしっかり守りましょう。
●ノズルを「出」にする
キッチン泡ハイターは誤噴出を防ぐためにノズルが「止」でロックされています。
なので、使用する際にノズルを「出」に合わせてから使用しましょう。
もちろんですが、泡の出口を人に向けたりしてはいけません。
●汚れに直接吹きかける
水筒から10センチ程度離してから、直接キッチン泡ハイターを吹きかけてください。
近すぎると泡が全体に行き渡らないので注意しましょう。
●つけ置きする
汚れに直接キッチン泡ハイターを吹きかけたら、２～３分ほど放置しましょう。
先ほどもお伝えしましたが、長時間つけ置きしすぎてしまうと、酸化皮膜を破壊してしまうので注意しましょう。
●流水で洗い流す
キッチン泡ハイターをつけ置きした後は、２０～３０秒ほどしっかりと流水で洗い流しましょう。
●シンク全体を洗い流す
シンクに飛び散ったキッチン泡ハイターはしっかりと洗い流しましょう。
キッチン泡ハイターの成分が残ったまま放置してしまうと、素材を傷めたり、サビの原因となったりするので気をつけましょう。
・水筒についた塩素系漂白剤の臭いを消す方法
キッチン泡ハイターで水筒の飲み口などを除菌、洗浄した際に、塩素の臭いが残ってしまうことがあります。
塩素の臭いが苦手の人からすると、かなり不快な臭いになってしまいます。
そういった塩素の臭いを除去するには、しっかりと流水で洗い流し、風通しの良いところで乾燥させることによって、臭いを除去することができます。
・サーモスのステンレスではNG？
サーモス製の水筒は、塩素系漂白剤の使用自体がNGとなっております。
サーモスのメーカーが出している公式の案内では、オキシクリーンのような酸素系漂白剤、または過炭酸ナトリウムの使用をおすすめしています。
ただし、ここで注意しないといけないのが、オキシクリーンは酸素系漂白剤の中では漂白作用がとても強く、水筒の色や柄にまで影響してしまう場合もあるので注意が必要です。
シンクやキッチンのステンレス部分には使っていいの？
キッチン泡ハイターを水筒のステンレスに使うことはできたけど、それ以外のキッチンやシンクといった、他のステンレス部分には使うことができるのか？
基本的に使用しても問題はないのですが何点か注意が必要なので、それを今回お伝えします。
・液体タイプは使ってはいけない
まずこれが重要となるのですが、シンクなどに液体タイプのキッチンハイターは使用してはいけません。
液体タイプのキッチンハイターは、水で薄めて使用するため、完全に漂白、殺菌するためには30分以上もの時間を使ってつけ置きしなければなりません。
そのため、長時間つけ置きすることにより、ステンレス内部にキッチンハイターの成分が浸透してしまい、シンクや他のステンレス部分の酸化皮膜を破壊し、腐食や変色を引き起こしてしまいます。
また、水筒などに関しては、ステンレス内部に染み込んだキッチンハイターの成分が溶け出してしまい、水筒で水を飲む際に、体にキッチンハイターの成分を取り込んでしまう危険性もあります。
なので、液体タイプのキッチンハイターは、成分的にシンクやステンレスに使えないという訳ではなく、長時間つけ置きしないと効果が出ないというところから、液体タイプのキッチンハイターは、水筒やシンクといったステンレスの洗浄には向いていないので使わないようにしましょう。
・注意点
キッチン泡ハイタを使用する際に気をつけなければならない点はいくつかお話ししてきましたが、絶対にやってはいけないことや、特に注意心あければならないこともあります。
●他の洗剤と混ぜてはいけない
水筒やシンクに限らず、お掃除全般で言えることですが、洗剤は絶対に混ぜてはいけません。
洗剤によっては、有毒なガスが発生してしまい、健康被害につながってしまう場合もあるので注意しましょう。
特に水筒やシンクだと、水垢を落とすためにクエン酸を使ったりすることも多いので、特に注意が必要です。
同時に複数のお掃除を行うのではなく、１つ１つ終わらせてから次に行くようにしましょう。
●換気する
次亜塩素酸ナトリウムが主成分のキッチン泡ハイターは揮発性の高い潜在となっています。
なので使用する際はしっかりと換気をしないと、空気中に舞った洗剤を吸い込んでしまい、健康に害をなすこともあるので気をつけましょう。
・家事代行を使う
お仕事や子育てで忙しく、そういった水筒のお掃除やシンクの洗浄を行えない場合は、家事代行サービスを利用するのがおすすめです。
家事代行サービスを利用すれば、
・掃除
・料理
・洗濯
などをプロのスタッフが抜かりなく行ってくれますので、綺麗な家を保ちやすくなります。
近年は日本でもドラマなどの影響により家事代行の認知度が高まり、多くの方がご利用しているサービスです。
とはいえ、家事代行サービスには様々な種類がありますので、
「どこに頼めばいいの？」
と悩んでしまっている方もたくさんいるでしょう。
そのような方は、家事代行サンジュまでお気軽にご相談ください。
サンジュは過去数万件のサポート実績があり、メディア出演、市町村役場との提携等も行なっております。
また弊社では、初めて家事代行を利用する方向けに「初回お試しプラン」を用意
しています。
初回は割引価格でご利用いただけますので、少しでも興味がある方は是非一度試してみてください。
まとめ*
いかがでしたでしょうか？
今回お伝えした方法は、日常的に使う水筒や、ステンレス部分をキッチン泡ハイターを用いて、除菌、洗浄していく内容となっていました。
とはいえ、お掃除の方法を知っていても、今までやってこなかった事をいきなり日常に落とし込むことは時間も取らないと行けないし難しいこともあるかと思います。
どうしても家事ができない場合、お掃除に手が回らないけど自宅は綺麗にしていたい、と言う方はぜひ家事代行の利用もご検討してみてください。
もちろんお時間が取れる方は今回ご紹介した方法を試してみていただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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