あの嫌なガムテープやシールのベタベタをキレイに取り除くコツ!

清掃方法

ガムテープやシールのベタベタを取り除くためには?

 

ガムテープやシールを壁や窓から剥がす際、ベタベタになった経験はありませんか?

 

特にお子さんがいる家庭だと、シールをペタペタと家中に貼られてしまったという話は珍しくありません。

 

あとで剥がそうと思って数年後に剥がしたら全く剥がれない。。
シールは年数を重ねると取りにくくなりますよね。

 

今回はそんなガムテープやシールによってベタベタになってしまった、剥がし跡をきれいに取り除くコツをお話ししていきます。

 

 

 

ガムテープやシールのベタベタはなぜ取れないのか?

 

そもそもガムテープやシールのベタベタはなぜ取りにくいのか。

 

同じシールのはずなのに、すぐに剥がれる時と、全然剥がれない時があるのはなぜだと思いますか?

 

そういった、ガムテープやシールが剥がれにくくなる原因をまずは理解するところから始めていきましょう。

 

 

・シールが取りにくくなる理由

ガムテープやシールは粘着剤によってくっついています。

 

粘着剤には、粘性と弾力性があるため、壁やガラスなどに貼った後、すぐに引っ張ることで剥がすことができるのですが、貼った後に放置してしまうと、日光による熱や、紫外線にさらされることによって、粘性や弾力性が失われてしまいます。

 

そうなると、シールのくっついている部分が流動化してしまい、ベトベトになっていき、結果的にシールが剥がれにくくなるというメカニズムです。

 

流動化してベトベトになることによって取れにくくなり、無理矢理剥がそうとすると、粘着剤だけが残り、それを放置し続けてしまうと、乾燥することによって固まってしまい、より取り除きにくくなってしまうといった、悪循環に陥ってしまいます。

 

 

 

・シールやテープを取る時の注意点

壁や床、ガラスや壁紙に貼ってあるシールをとる方法として、熱や水、有機溶剤を使う場合がありますが、それらを使う際は注意が必要です。

 

適切でない方法でやってしまうと、ベタベタを除去するどころか、素材を傷つけてしまう場合もあります。

 

熱や溶剤を用いて落とす場合は、あらかじめ目立たない箇所で試してみてから使うようにしてください。

 

また、ガムテープやシールを剥がす時は、ゆっくり剥がさないと、粘着剤が残ってしまうので、慎重に剥がしましょう。

 

 

 

 

シールやテープのベタベタの除去法

 

では具体的にガムテープやシールのベタベタを落とす方法をお伝えしていきます。

 

貼り付けてしまった素材によって、剥がし方が異なっており、きれいに剥がすためにも、それぞれの取り方を把握しておきましょう。

 

 

 

・布

布製品の洋服やタオル等についているガムテープのベタベタは、ドライヤー、別の新しいガムテープ、ぬるま湯と中性洗剤、消しゴムを使って落としていきます。

 

具体的な手順としては、

①布についたガムテープのベタベタをドライヤーで温める
(ドライヤーで温めることで粘着剤を柔らかくします)

②新しいガムテープを使って、布の表面のベタベタを取る

 

③布に中性洗剤を直接染み込ませ、ぬるま湯の中でしばらく放置する

 

④布を軽く擦って、粘着剤を落とす

 

⑤粘着剤のベタベタがそれでも残る場合は消しゴムで擦る

 

洋服やタオルといった布製品は構造的に、粘着剤が入り込みやすいため、ベタベタを完全に除去することが難しいです。

 

また、先ほどもお話ししましたが、紫外線を浴びることで、劣化しやすくなり、弾力と粘性が失われ、ベトベト状態となり、落とすのが困難になってしまいます。

 

また、粘着剤がついている状態で選択したり、濡らしてしまうと、粘着剤が冷えて凝固してしまうので、注意が必要です。

 

 

 

・木

木でできている棚やタンス、机やテーブルなどの木製品に付着したガムテープのベタベタは、スチームアイロン、消しゴムを使って落としていきます。

 

具体的な手順としては、

 

①ガムテープのベタベタする部分にスチームを当てる

 

②ベタベタの粘着剤が柔らかくなったら消しゴムで擦る

 

木製品に関しては、吸水性が高い性質があるので、アルコールや剥がし剤といった薬剤は木が吸い込んでしまうので、なるべく使用を避けましょう。

 

また、スチームアイロンが自宅にない場合は、タオルで代用することも可能です。

 

濡らして絞ったタオルをレンジで温めて蒸しタオルを作り、ガムテープのベタベタの上でしばらく放置して粘着剤を柔らかくし、消しゴムで擦ることで落とすことができます。

 

ここで注意しなければならないのが、先ほどお伝えしたように、木材は吸水性が高いため、ニスなどの加工が施されていないものに関しては、シミになる可能性があります。

 

なので、状況に応じて対応するようにしましょう。

 

 

 

・プラスチック

押し入れに洋服をまとめてしまう衣装ボックスやオモチャ箱、ゴミ箱などのプラスチック製の製品に付着してしまっているガムテープのベタベタは、中性洗剤、布、ドライヤー、シール剥がし液を使って落としていきます。

 

具体的な手順としては、

 

①ドライヤーの熱でガムテープのベタベタを温める

 

②中性洗剤をガムテープのベタベタに塗る

 

③ぬるま湯で濡らした布でベタベタを取る

 

中性洗剤だけでガムテープのベタベタが取れない場合は、シール剥がし液を直接塗り、ラップで密封し、30分ほど放置することで、ガムテープの粘着剤が柔らかくなり、簡単にベタベタを取り除くことができます。

 

ここで注意しないといけないのが、薬剤によってはプラスチックが変形したり、変色する可能性があるので、シール剥がし液に関しては、水溶性のタイプを使用するようにしましょう。

 

 

 

・ガラス

自宅のガラスや鏡、ガラス製のコップについたガムテープのベタベタに関しては、シール剥がし液、有機溶剤タイプの剥離液(ラッカーシンナーなど)、プラスチック製のヘラ、サランラップ、布を使って落としていきます。

 

具体的な手順としては、

 

①ガラスに有機溶剤の剥離液を塗る

 

②ラップを被せてしばらく放置

 

③プラスチック製のヘラでベタベタを剥がす

 

④きれいな布で薬剤を拭き取る

 

ラッカーシンナーや除光液、ジッポのオイルに使われている有機溶剤は、シール剥がし液といった水溶性の剥離剤と比べると、キレイにガムテープのベタベタを落とすことができます。

 

しかし、使用しているガラスの製品によっては、塗装部分が剥がれ落ちたり、変色したりと、効果が大きい分、デメリットも存在します。

 

また、独特の強い臭いがあるため、食器やコップなどに有機溶剤を使用するのはオススメできません。

 

なので、基本的には水溶性のシール剥がし液を使って、もしそれで落としきれなかった場合のみ有機溶剤を使用するようにしましょう。

 

 

 

・頑固に固まったベタベタ

ガムテープの粘着剤は性質上、貼り付けてから時間が経つと、粘着剤が固まり、固形になってしまいます。

 

引越しの際、何年も前に貼り付けたガムテープを剥がそうとした時、粘着剤がガチガチに固まってしまったという事例はよく耳にします。

 

そのようにガチガチに固まってしまったガムテープの粘着剤は、これまで紹介してきた有機溶剤を使った方法や、スチームアイロンで熱を加えるなど、様々な方法を駆使しなければ落とすことはできませんし、無理に剥がそうとすると下地を傷つけてしまいかねないので注意が必要です。

 

 

 

手をベタベタで汚したくない時は

 

ガムテープのベタベタをお掃除していると、ベタベタが手に移ってしまい、水や石鹸で洗ってもなかなか落ちなくてイライラした経験はありませんか?

 

 

 

有機溶剤などの薬剤を使えば手っ取り早く取り除けるのですが、そういった薬品は皮膚に直接触れるのはあまり良くないとされています。

 

そういった場合、どのように対処すれば良いかを今回お伝えします。

 

 

 

・フルーツの皮

柑橘系フルーツのみかんやレモン、グレープフルーツの皮には、ガムテープの粘着剤を溶かすリモネンという成分が含まれており、リモネンは剥離剤などの薬剤にも含まれておりますが、フルーツの皮にはその他の余分な成分が含まれておらず、完全天然由来なので、皮膚や体に害がないので安心して使用することができます。

 

柑橘系フルーツの皮で、気になるガムテープのベタベタ部分を擦り、ある程度キレイになったら柑橘系フルーツの内側で拭き取っていきましょう。

 

 

 

・ハンドクリームを使う

ガムテープのベタベタの粘着剤は性質上、油に弱い性質があります。

 

そのため、油分を含んだハンドクリームやベビーオイルを使って、ベタベタが気になる箇所に塗り、ラップを被せて30分程放置しましょう。

 

つけ置きした後、乾いた布でオイルを塗った箇所を擦ると粘着剤を落とすことができます。

 

 

 

ガムテープのベタベタを防ぐには?

 

ここまでガムテープのベタベタを取り除く方法をお伝えしてきましたが、正直どれも手間ですし、落とすのに必要な道具も多く、中には自宅に常備していないのが一般的なものも存在します。

 

では、今回はガムテープのベタベタを防ぐ方法をお伝えします。

 

 

 

・ガムテープを使わない

極論に聞こえると思いますが、一番はガムテープを使わないことです。

正直、日常生活の中で、壁や梁に何かを貼りたい場合、ガムテープほどの粘着力は必要ありません。

 

軽くて小さいものだと、マスキングテープ、多少大きなものでも、紙テープや、養生テープで事足りますし、それ以上のものになれば画鋲で固定するようにしましょう。

 

 

 

・家事代行、ハウスクリーニングを使う

すでにガムテープのベタベタが固着してしまっていて、自分の力ではどうしようもない場合は、ハウスクリーニングや家事代行サービスを利用するのがおすすめです。

 

ハウスクリーニングサービスは

・汚れが溜まり自分では手が付けられない掃除

・専門的な知識がないとお掃除できない箇所

をプロのスタッフが専用の洗剤や器材を用いて、徹底的に洗浄いたします。

 

家事代行サービスは

お掃除だけでなく、料理や洗濯などの一般家事をプロのスタッフが定期的に行ってくれますので、綺麗な家を保ちやすくなります。

 

近年は日本でもテレビに多く取り上げられるなど、家事代行の認知度が高まり、多くの方がご利用しているサービスです。

 

とはいえ、家事代行サービスには様々な種類がありますので、

 

「どこに頼めばいいの?」

と悩んでしまっている方もたくさんいるでしょう。

 

そのような方は、家事代行サンジュまでお気軽にご相談ください。

サンジュは過去数万件のサポート実績があり、メディア出演、市町村役場との提携等も行なっております。

 

また弊社では、初めて家事代行を利用する方向けに「初回お試しプラン」を用意

しています。

 

初回は割引価格でご利用いただけますので、少しでも興味がある方は是非一度試してみてください。

 

 

まとめ

 

最終的には、ガムテープのベタベタに悩まないための一番の方法は、そもそもガムテープを使わないという極論になりましたが、

 

すでにガムテームを使用していてベタベタしている。という方はぜひ今回の方法を試してみてください。

状況によりますが、私は消しゴムで強制的に擦り落とす。という方法で解決したこともあります。

 

色々試してみて、どうしても自分では綺麗に落とせないという方はプロに相談してみるのも検討いただけたらと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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