トイレタンクの隠れた黒カビをごっそり除去する方法
突然ですがトイレのタンクの中って見たことありますか?
自宅のトイレ掃除はしたことあると思います。きっと壁・便器・床は日常清掃でお掃除を行なっていますよね。でもトイレのタンクは?
「そんなところ見えないから関係ない」
「閉まっているし汚れないだろう」
そういう声が聞こえてきますね。
本当にそうでしょうか。
一度も開けてお掃除をしたことがない。
そんな方はまず自宅のタンクの中の状況を見て見てください。
今回の記事ではトイレタンクの隠れた汚れの原因からお掃除方法、今後の改善策までつめつめでお伝えしていきます。
トイレのタンクを放置してるとどうなる?
実際トイレのタンクをお掃除せず、何年も放置しているとどうなるのでしょうか。
まずは数年お掃除せずに放置した場合のトイレタンクの状況をお伝えしていきます。
・黒カビが発生してしまう
水回りは、水垢や黒カビが発生しやすいのは皆さん知っていると思います。
その中でトイレのタンクの中は、特に、水垢や黒カビが発生しやすい場所であることを知っていましたか?
カビは湿度が70%を超える場所や、温度が20度前後の場所だと発生しやすいと言われています。
トイレタンクはその状況になるカビにとっては楽園になってしまっているんです。。。
・便器の黒ずみ、匂いの原因になる
タンク内でのカビと、便器の黒ずみに関係なんてあるのか?
実はあります。
便器に流れる水は、タンクから送られてきます。
タンクに黒カビが発生していることで、便器にまで影響が出てしまうんです。
タンクを放置すると、便器の中が黒ずんできたり、嫌な匂いが発生したり、洗剤を使って掃除をしてもうまく汚れがうまくとれなかったり、という弊害が発生しやすくなります。
またせっかくお掃除をしてもタンクの放置により、すぐに黒ずみや匂いが発生してしまうことも。
タンクの黒カビ撃退の洗剤は100均で揃う
ここまで読んでいただけた方には、トイレのタンクを掃除する重要さは伝わったと思います。
しかし、いざ掃除をしようと思うと、業務用の強力洗剤などが必要では?と思う方もいらっしゃると思います。
安心してください。
実は、トイレのタンクの掃除で使うものは全て近所の100均で揃えることができます。
今回お伝えする100均で揃う洗剤は、トイレのタンクだけではなく、お風呂場やキッチンなど住宅全てで使うことができる洗剤なので、日常的に常備しておくことをおすすめします。
・トイレのタンクに塩素系洗剤は厳禁
「カビ汚れの掃除なんだからハイターつけとけばいいんでしょ。」という方に、洗剤選びを行う上でまずお伝えしなければならないことがあります。
確かにカビ汚れにはカビハイターのような塩素系漂白剤が有効的なのですが、トイレタンクには使えません。
タンクの中には鉄製の配管が使われております。
またカビハイター等は強力なので、長時間ゴムパッキンなどについてしまうと痛めてしまう可能性もあります。
そこでオススメなのがクエン酸と重曹になります!
※入手が難しい方は、食器用洗剤やトイレマジックリンでもOKです!
・トイレのタンク掃除には重曹
重曹は万能洗剤として家庭清掃では人気の洗剤です。アルカリ性の性質を持っており、油汚れ等を落とすことにもたけているので、キッチン、お風呂などにも使えますよ。
◯重曹の使い方
重曹の使い方としては、粉のままスポンジに振りかけてこすります。
重曹は水に溶けにくく、研磨剤としても使える洗剤です。
研磨剤とは簡単にいうと汚れを削り落とせる役割があるということです。
固すぎず、柔らかすぎずのちょうど良い硬さになるので粉のまま使用することをオススメします!
・トイレタンクの黒カビ防止にクエン酸
重曹水がアルカリ性なのに対し、クエン酸は酸性の性質を持っています。
なので、アルカリ性の性質を持つ汚れ、例えば、鏡やシンクに付いている水垢などが挙げられます。
そのアルカリ性の汚れに有効なのが酸性のクエン酸なのです。
クエン酸は、お風呂の鏡の水垢や蛇口などシルバー部分もピカピカにできるのでお家に準備しておきたい洗剤の一つです。
トイレタンクの中には重曹を。
タンクの上に手洗い器がついている場合は、クエン酸を使用してください。
またクエン酸には抗菌作用があります!
重曹で清掃した後にクエン酸を使ってタンク内をお掃除することでカビ予防になりますよ。
◯クエン酸の使い方
クエン酸は粉ではなくて、水に溶かしてスプレーとして使用します。
クエン酸を小さじ1、水を200ミリリットル、スプレーボトルに入れクエン酸が溶けるまでよく振ります。これで完成なのです。
トイレタンクのカビを取る2つの方法
いざタンクの中を掃除しようとはいえ、蓋を開けてみると配管がびっしりで、なにをどうしたら良いものかわからなくなる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、タンクの内部清掃って意外とシンプルで、みなさんが思ってるほど難しいことではありません。
・トイレの蓋を開けずにやる方法
一番簡単な方法として、トイレの蓋を開けずにやる方法があります。
蓋に付いている水栓の排水口に直接重曹を粉のまま入れるでけです。
入れる量は1カップ(200cc)を排水口から入れ、一晩寝かせて、次の日にトイレの水を流すだけで完了です。
トイレの蓋に水栓が付いていないタイプに関しては蓋をずらして重曹をトイレタンクに注いでください。
・タンクを開けての洗浄
トイレタンクの中が、カビでびっしり埋め尽くされてしまっている場合は、残念ながら、蓋を開けずにやる方法では不十分になってしまいます。
なのでその場合は、まずトイレタンクの蓋を開けてお掃除を行なっていきましょう。
その時は必要な道具がいくつかあります。
◯準備するもの
・コイン、またはマイナスドライバー(止水栓を閉める際に必要)
・ゴム製の手袋
・持ち手の部分が太くないブラシ
(タンク内を清掃する際に配管が多く太いと奥まで届かない為)
・捨てる予定の歯ブラシ
・食器用洗剤
・重曹
・クエン酸水スプレー
・スポンジ
正直、掃除よりも、タンクの蓋を外したりと掃除までの手順が少し手間です。。
それでは手順を見ていきましょう。
ステップ1|留め具を外す
準備が整ったら、まずはトイレタンクから、床や壁に繋がっている止水栓をマイナスドライバー、もしくはコインなどで、右回り(時計回り)にこれ以上回らなくなるまで閉めます。
止水栓とは、トイレタンクの中に給水する、蛇口のような役割を持っています。
なので止水栓を閉めずにトイレタンクの蓋を外してしまうと、給水ホースから水が出続けてしまい、トイレ内が水浸しになってしまいます。
なので蓋を外す前に必ず止水栓を閉め忘れないようにしましょう。
その時、止水栓を何回転回したか覚えておくようにしましょう。
止水栓を給水の勢いを調整する役割もあるので、回す回数が少なすぎると、水の勢いが弱くなってトイレタンクの中に水が貯まるのが遅くなってしまいますし、回す回転が多すぎると、トイレタンクの蓋に流れるタイプの時に水の勢いが強すぎて、トイレ内に水が飛び跳ねてしまいます。
ステップ2|タンクの蓋を取る
次にトイレタンクの蓋を取り外すのですが、トイレタンクが蓋だけのタイプと上に水が流れるタイプがあります。
蓋だけのタイプは、上に持ち上げるだけで簡単に外れますが、水が流れるタイプは、給水ホースが蓋と繋がっているので、蓋を少し持ち上げて給水ホースの接続部分のナットを、左回り(反時計回り}に回して外しましょう。
また蓋は重さもあり、落とすと割れてしまうので扱いには注意をしましょう。
ステップ3|水を抜く
蓋の取り外しが済んだら、水を流し、トイレタンク内の水を抜きましょう。
ステップ4|掃除
水が抜けたら、ブラシに重曹をかけてこすって汚れを落としていきましょう。
その際、配管を傷つけないためにも、強く激しく擦るのではなく、優しくこすり洗いするようにし、配管の細かい部品のところに関しては、歯ブラシで優しく磨くと良いですよ。
汚れを落とし終えたら、止水栓を開け、水を流しながらトイレタンク内の重曹水を洗い流しましょう。
ちなみに重曹はナチュラル洗剤で、手についてもOKです!
・タンクの蓋の掃除
トイレタンクの蓋は食器用洗剤をスポンジにつけ、全体をこすり洗いしていきましょう。
その時、中性洗剤で落とし切れなかった水受けの水垢は、クエン酸水を吹きかけ、ラップで密閉し、15分ほどで擦りながら洗い落としていきましょう。
トイレタンクのお掃除の注意点
では次にお掃除する際に押さえておきたい注意点をお伝えしていきます。
大事なのでしっかり見てくださいね。
・塩素系漂白剤洗剤は使用できない
先ほどもお伝えしましたが、塩素系漂白剤洗剤は使用できません。
大事なのでもう一度記載しています。
トイレタンク内は、樹脂やゴムで作られている部品が多く存在しており、カビキラーなどの塩素系洗剤を使ってしまうと、内部の部品や器具を傷めてしまい、水が止まらなくなる止水不良や、トイレタンクの水漏れに繋がって来るので、カビキラーに限らず、塩素系の洗剤で、トイレタンク内を洗うのはNGです。
・トイレタンクは丁寧に扱う
トイレタンクを掃除する際、先ほども言った通り、強い洗剤を使わない、ブラシを使う際も、強く擦り洗いをしないことが大事になってきます。
トイレタンク内をいい加減に洗ってしまい、内部の部品を破損させてしまうと、専門の業者さんを呼ばないといけなくなりますし、修理代に数万円かかってしまう可能性もあります。
なので、トイレタンク内部は細心の注意を払ってお掃除しましょう。
タンクのカビが取れない時の対処
洗剤をかけてブラシで擦っても落とし切れない頑固な汚れも中には存在します。
その場合は、耐水性のサンドペーパ等を使って、削り洗う方法がありますが、大きく削りすぎると、その傷からカビが発生しやすくなってしまうので、サンドペーパーの取り扱いには注意しましょう。
掃除がめんどくさい方に必見
色々見たけどめんどくさそう。と思われる方も多いですよね。
トイレのタンクって掃除するまでの工程が多いですし、蓋を間違って割ったら取り替えまで必要になってしまう。
「他の家事や育児に追われているのにトイレだけに時間をかけることができないよ。」
そんな方はこれらを試してください。
・洗浄剤を使う
トイレタンクの蓋に水が流れるタイプであれば、置くだけタイプの洗浄剤を使用することができます。
水が流れないタイプでも、タンクの中に洗浄剤を直接入れるものもあるので、自宅のタイプによって使い分けてください。
・カビ対策をする
重曹をトイレタンク内に大さじ1杯程度を入れ、6時間放置し、流すだけでもカビの発生を予防することができます。
なので月に1回、寝る前などにトイレタンク内に重曹を注ぐのもおすすめです。
・家事代行を使う
そういった家事が行えない場合は、家事代行サービスを利用するのがおすすめです。
家事代行サービスを利用すれば、
・掃除・料理・洗濯などをプロのスタッフが抜かりなく行ってくれますので、綺麗な家を保ちやすくなります。
近年は日本でもドラマなどの影響により家事代行の認知度が高まり、多くの方がご利用しているサービスです。
とはいえ、家事代行サービスには様々な種類がありますので、
「どこに頼めばいいの?」
と悩んでしまっている方もたくさんいるでしょう。
そのような方は、家事代行サンジュまでお気軽にご相談ください。
サンジュは過去数万件のサポート実績があり、メディア出演、市町村役場との提携等も行なっております。
また弊社では、初めて家事代行を利用する方向けに「初回お試しプラン」を用意
しています。
初回は割引価格でご利用いただけますので、少しでも興味がある方は是非一度試してみてください。
まとめ
トイレのお掃除は、予防をしつつも、定期的にお掃除する習慣をつけないといけませんが、トイレを直接手で掃除するのは嫌と思う方も少なくありません。
どうしても家事ができない場合や、罪悪感を持ってしまう場合は、家事代行サービスの利用がおすすめです。
家事代行サンジュでは、経験豊富なプロのスタッフが家事をサポートしております。
家事でお困りの方はお気軽にご相談ください。
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