どうしてトイレの壁が汚れるのか?
毎日利用するトイレですが、便器には置くだけタイプの洗浄剤などで綺麗を保つようにしている人は多いですが、トイレの壁は結構見落としてしまう部分です。
トイレの壁を放置してしまうと見た目はもちろん、トイレ特有の嫌な臭にも繋がるので、今回お伝えする内容をしっかり落とし込んでいきましょう。
トイレの壁の臭いと汚れの原因
そもそもトイレの壁の臭いと汚れって何が原因か知っていますか?
汚れの原因や性質を理解しておくことで、お掃除の効率も変わってきますし、汚れの繁殖を防ぐことにもつながっていきます。
なのでまずは、トイレの壁の臭いと汚れの原因からお伝えしていきます。
・黄ばみや臭い
トイレの壁の黄ばみの原因は尿はねによるものです。
特に男性だと、立ったまま用を足す方が多く、目に見えない尿はねが壁に付着し、黄ばみや臭いを発生させてしまいます。
また、トイレ掃除の際、便器やトイレの床は拭き上げる人がほとんどですが壁はぱっと見が綺麗だった場合、見落としがちになってしまいます。
そうすると、尿が蓄積されていき、黄ばみとして現れる頃にはトイレの嫌な臭いも一緒に発生してしまいますので注意が必要です。
・黒ずみ
トイレの壁に発生する黒ずみの正体は「黒カビ」です。
トイレは、用を足した後水を流しますし、その後手を洗ったりする際に、水が飛び散ってしまいがちです。
また、トイレは基本的に通気性が悪く、湿気が止まりやすい環境になっています。
トイレットペーパーを使用した際にでるホコリも蓄積されていくので、カビが繁殖しやすい環境になっているといえます。
トイレの壁を綺麗に掃除するには
実際にトイレの壁のお掃除を進めていく前に、必要な道具や、汚れ別のアプローチ方法をお伝えします。
やみくもに洗剤を使ってお掃除をしてしまうと、汚れを落とせないだけでなく、トイレの壁の素材を痛めてしまう可能性もあります。
なので、トイレの壁の汚れの種類によってどのアプローチ方法でいくかをしっかりと落とし込んでいきましょう。
・必要な道具
トイレの壁のお掃除を始めていく中で、準備した方が良いものをお伝えしていきます。
●タオル
トイレの壁をお掃除する際、水拭きと洗剤拭き、乾拭きを行うのでタオルは4~5枚ほど準備しておきましょう。
●クエン酸
尿による汚れに効果的なのはクエン酸です。
尿はアルカリ性の性質を持っているので、酸性のクエン酸で効果的に尿による黄ばみや汚れを落とすことができます。
ただし、クエン酸は粉の状態だと使い勝手も悪いので、先にクエン酸水を作ります。
クエン酸水は、スプレーボトルで作ると、他の場所のお掃除でも使えるので、スプレーボトルを準備しましょう。
そこに
・水200ml
・クエン酸小さじ1
を加え、よく振ったら完成です。
●消毒用エタノール
殺菌、除菌力のあるエタノールを準備しましょう。
エタノールは普段からトイレに常備し、日常的に便器の拭き取ったりすると、トイレから広がる腸炎などの感染症を防ぐ効果も期待できるのでおすすめです。
●トイレマジックリン
消臭、除菌効果のあるトイレマジックリンも使い勝手が良いのでおすすめです。
トイレマジックリンは中性洗剤なので、トイレ壁のクロスにも使うことが出来ますし、香りがするタイプだと、トイレの中が良い香りで満たされます。
●メラニンスポンジ
トイレの壁が凸凹していると、タオルで拭き上げるだけでは綺麗にすることができない場合があります。
そういった場合、メラニンスポンジを使うと凸凹部分の汚れにもアプローチすることができるのです準備しましょう。
●ゴム手袋やマスクといった防護道具
お掃除をするときは、基本的に洗剤に直接触れない、飛沫を吸い込まないためにも、ゴム手袋やマスクといった防護道具を使用しましょう。
場合によっては健康被害につながることもあるので注意しましょう。
・黄ばみと悪臭の除去
トイレの壁の尿はねによる黄ばみや臭いを除去するためには、除菌と消臭が重要となってきます。
効率的にトイレの壁をお掃除するには、正しい道具、正しい手順でお掃除しなければなりません。
そこで今回使うのが、先程お伝えしたクエン酸水です。
尿の主成分はアルカリ性のアンモニアなので、酸性の性質を持つクエン酸で中和することによって黄ばみを落とすことが出来ます。
タオルにクエン酸水を吹きかけ、トイレの壁を拭いていきましょう。
順番としては、汚れの少ない箇所、基本的にトイレの高い壁が汚れが少なく、腰より低い箇所に尿はねが集中しやすいので、上から下にという流れで拭きあげていきましょう。
クエン酸で尿はねによる黄ばみを除去したら、トイレマジックリンをタオルに吹きかけ、トイレの壁全体を拭きあげていきましょう。
そうすることによって、トイレの嫌な臭いを取り除くことができます。
・黒ずみの除去
トイレの壁に発生している黒ずみは黒カビが原因となっています。
黒カビはトイレだけではなく、お風呂やキッチンといった水回りに発生します。
トイレ以外の水回りでは、黒カビは塩素系漂白剤で除去するのが一般的ですが、トイレの壁では注意が必要です。
トイレがタイル貼りであれば塩素系漂白剤を使っても問題無いのですが、クロス貼りの壁だと、素材を傷めてしまい、最悪の場合、変色してしまうこともあります。
なのでトイレの壁がクロス貼りの場合は先ほどお伝えした消毒用エタノールを使用しましょう。
消毒用エタノールをタオルに吹きかけ、トイレの壁の黒ずみを拭き上げることで綺麗にすることができます。
タオルによる拭き上げだけで黒ずみを落としきれない場合は、メラニンスポンジを使って、黒ずみを落としていきましょう。
トイレの壁を掃除する時の注意点
トイレの壁を拭き上げる際に、気をつけなければならないことがあります。
それを把握しておかないと、トイレの壁を綺麗にするどころか、素材を傷めてしまう場合もあるので注意しましょう。
・壁の素材を確かめる
まず、トイレの壁をお掃除する前に壁の素材をチェックしましょう。
ほとんどの壁は水拭きしても問題ないのですが、稀に水気を吸収してしまう素材の壁が存在します。
なので、拭き掃除を始める前に、目立たない壁の隅っこで水を弾くか試してから判断するようにしましょう。
・数種類の洗剤を同時に使わない
これはトイレの壁のお掃除以外の箇所でも言える事ですが、洗剤を同時に使ってしまうと、違う性質の洗剤同士が化学反応を起こして有毒なガスが発生してしまい、健康被害につながるケースがあります。
なので、お掃除する際は複数の洗剤を同時に使用しないようにしましょう。
トイレの壁をきれいに保つには
ここまでトイレの壁のお掃除についてお話ししてきましたが、正直面倒だなと感じる人がほとんどだと思います。
面倒なお掃除を後回しにすればするほど汚れは頑固になっていき、一度のお掃除で落としきれないレベルにまでなってしまうこともあります。
なので今回はそうならない為にも、トイレの壁を綺麗に保つ方法をお話ししたいと思います。
・週1で掃除する
トイレを週1でお掃除すれば、黄ばみや黒ずみ、嫌な臭いは蓄積しにくくなります。
消毒用エタノールやトイレマジックリンをタオルに吹きかけ、サッと拭くだけでも、トイレ全体を綺麗かつ、快適な空間に保つことができます。
・座って用を足す
トイレの壁が尿はねによって汚れてしまう一番の原因は、男性が立って用を足すことです。
これまで立っていたものを座ってするだけでもかなりの尿はねを防ぐ事ができるので、出来る限り男性も座って用を足すようにしましょう。
・蓋を閉めて流す
用を足した後、蓋を開けたまま流してしまうと、目には見えませんが、便器内の水気が飛び散ってしまい、結果的にトイレの壁に付着してしまうことに繋がってしまいます。
なので、蓋を閉めて流すことを習慣化することによって、トイレの壁を綺麗に保つ事に繋がります。
・家事代行を使う
お仕事や子育てで忙しく、そういったトイレの壁のお掃除や尿汚れが発生するのを予防することが行えない場合は、家事代行サービスを利用するのがおすすめです。
家事代行サービスを利用すれば、
・掃除・料理・洗濯
などをプロのスタッフが抜かりなく行ってくれますので、綺麗な家を保ちやすくなります。
とはいえ、家事代行サービスには様々な種類がありますので、
「どこに頼めばいいの?」
と悩んでしまっている方もたくさんいるでしょう。
そのような方は、家事代行サンジュまでお気軽にご相談ください。
サンジュは過去数万件のサポート実績があり、メディア出演、市町村役場との提携等も行なっております。
また弊社では、初めて家事代行を利用する方向けに「初回お試しプラン」を用意
しています。
初回は割引価格でご利用いただけますので、少しでも興味がある方は是非一度試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回お伝えした方法は、汚れの原因を理解して、トイレの壁の材質や、汚れの種類に合わせて洗剤やお掃除方法を使い分けるということでした。
お掃除をしているのにトイレの匂いが落ちない。という方は今回ご紹介した方法を活用しながら、壁紙のお掃除も行なってみることをオススメします。
どうしても家事ができない場合、お掃除に手が回らないけど自宅は綺麗にしていたい、と言う方はぜひ家事代行の利用もご検討してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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