お風呂のドアにこびりつく汚れ
お風呂のドアにこびりつく黒ずみや白い汚れ。
日常的にお掃除ができていないと、油断した隙に発生してしまいます。
そんなお風呂のドアの黒ずみと白い汚れって、実は全く違う性質を持った汚れだって知っていましたか?
今回はそういったお風呂のドアに発生してしまった黒ずみや白い汚れの正体、お掃除方法と予防法までお伝えしていきます。
快適なおうち時間を過ごすためにも、ぜひ最後まで読み進めてください。
お風呂のドアの汚れの種類
まずはお風呂のドアの黒ずみ汚れと白い汚れの正体を暴いていきます。
性質が全く異なるため、それぞれの汚れに対するアプローチ方法も変わってくるため、まずは汚れの性質を理解していきましょう。
・黒ずみ汚れ
黒ずみの汚れは、主にカビや黒カビの繁殖によるものです。
湿気の多い環境や不十分な換気によって、カビが成長しやすくなります。
カビは暗く湿った場所を好み、湿度の高いお風呂の環境はその繁殖に適しています。
・白い汚れ
主に水垢や石けんカスなどの成分によって形成されます。
お風呂の水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれており、これらが水滴と一緒に残留することで白い汚れが形成されます。
また、石けんを使用した際に、石鹸の成分が十分に洗い流されていないと、石けんカスが付着し、蓄積されていくことで白く見えることもあります。
お風呂ドアの掃除で使う洗剤
汚れの正体がわかったところで、それぞれに何を使ってアプローチしていけば良いかをお伝えします。
2種類の洗剤を使うのですが、まずはそれぞれの洗剤が持っている特徴や性質を理解していきましょう。
・酸性洗剤
酸性洗剤の特徴としては以下が挙げられます。
■酸性洗剤はpH値が低く、酸性の性質を持っています。
主な成分としては、酢酸やクエン酸などがあります。
■酸性洗剤は水垢や石けんカスなどのアルカリ性の汚れに対して効果的です。
これらの汚れはアルカリ性なので、酸性の洗剤で中和反応を起こし、除去することができます。
■酸性洗剤はカビや黒ずみにも効果があります。
カビは酸性の環境に弱いため、酸性洗剤を使用することで成長を防ぐことができます。お掃除に使われる酸性の洗剤は主に、クエン酸スプレーやサンポールが挙げられます。
ただし、強い酸性は素材を溶かしてしまう場合もあるので取り扱いに注意が必要で、使用した際は十分な流水で洗い流す必要があるので注意しましょう。
・アルカリ性洗剤
酸性洗剤の特徴としては以下が挙げられます。
■アルカリ性洗剤はpH値が高く、アルカリ性の性質を持っています。
主な成分としては、重炭酸ソーダや石鹸などがあります。
■アルカリ性洗剤は脂肪や油汚れに対して効果的です。
石鹸成分が油汚れを乳化させ、水に溶けやすくすることで除去します。
■アルカリ性洗剤は酸性の汚れには効果が薄いです。
水垢や石けんカスなどの酸性汚れに対しては、酸性洗剤の方が効果的です。
お掃除に使われるアルカリ性の洗剤は主に、重曹やキッチンハイターが挙げられます。
キッチンハイターには揮発性の高い次亜塩素酸ナトリウムが含まれておりますので、使用する際には防護具を準備するようにしましょう。
黒ずみ汚れと白い汚れ、それぞれの汚れの落とし方
次に黒ずみ汚れと白い汚れのそれぞれの性質に合わせたお掃除方法をお伝えしていきます。
効率的に汚れを落としていくためにも、これからお伝えしていくことをお掃除に取り入れてください。
・必要な道具
・キッチンハイター
キッチンハイターは液体タイプと泡タイプがありますが、垂直なドアに使用するため、今回はキッチン泡ハイターを使えば液ダレを起こさず、効果的にお掃除することができます。
・サンポール
クエン酸でも効果はあるのですが、水垢が頑固な場合、強塩酸が含まれているサンポールの方が効果的にお掃除することができます。
しかし、刺激がかなり強いため、取り扱いには注意が必要です。
・防護具
キッチンハイターやサンポールはタンパク質を溶かしてしまう性質を持っているため、直接手で触れたり、使用中に目に入ってしまわないように防護具を着用するようにしましょう。
手で触る程度なら大きな被害はありませんが、目に入ってしまうと、最悪の場合、失明につながる可能性だってあります。なのでキッチンハイターやサンポールを使用する際は、マスク、ゴム手袋、ゴーグルを装着するようにしましょう。
また、キッチン泡ハイターなどのスプレータイプに関しては、使用した際に飛散する可能性もあるため、自分の目線よりも高い場所に吹きかける際は注意が必要です。
マスクも一般的な外出時につけるマスクではなく、ホームセンターに売っているような、防塵マスクだと、安心して作業することができます。
もし万が一、自分の皮膚についてしまった場合は、流水で十分によく洗い流してください。
・スポンジ
カビの繁殖した部分にキッチンハイターを染み込ませる際にスポンジを使用します。擦り洗うというよりは、染み込ませるといった用途で使用するので、食器を洗う際に使うような柔らかいタイプのスポンジを用意しましょう。
・黒ずみ汚れの掃除方法
黒カビは、正式名称を「クラドスポリウム」といい、黒い点のように繁殖していく菌の一種です。
黒カビは他のカビと違って根が深く、一度生えると簡単には落とせません。
また表面だけを掃除しても、根が残っていれば再発してしまうので、非常にやっかいなカビなのです。また、生えてしまった黒カビを放置しておくと、人体に悪影響を及ぼすこともあります。
黒カビは発生しやすい環境は部屋の温度が20~30度、湿度が70%以上の環境です。おすすめの洗剤は塩素系の洗剤でキッチンハイターを使うことがおすすめです。
キッチンハイターはカビの根まで浸透して根絶やしにする効果があるので、より効果的にお風呂を掃除することができます。
・白い汚れの掃除方法
白い汚れは4種類の汚れが原因で白く見えています。
それぞれの特徴や、なぜ発生してしまうのか、またそれぞれのお掃除方法を紹介します。
●湯垢
湯垢は水垢とは異なり、お風呂特有の汚れで、水垢に石鹸カスや皮脂汚れが混ざってできたもののことです。
水垢はアルカリ性、湯垢は酸性の汚れで、掃除する場合にも、異なった掃除方法で掃除をする必要があるのです。
●水垢
水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が乾燥して固まったものです。
お風呂を使ったあと、水滴が残っていると、それが乾燥して水垢になります。
水垢はアルカリ性なので、酸性の洗剤を使うと効果的に掃除をすることができます。
●ウロコ
鏡などに付着するウロコ汚れも水垢と同じくアルカリ性の物質なので、酸性の洗剤が効果的です。
クエン酸やお酢などをスプレーボトルに入れて、鏡などに吹きかけてしばらくして拭き取ると楽に掃除をすることができます。
もし、水垢が落ちない場合は、キッチンペーパーなどで水垢の場所を覆いしばらく時間をおいて、拭き取るのも効果的です。
●白い石鹸カス
白い石鹸カスもアルカリ性の汚れの性質を持っています。
水垢と同じように、酸性の洗剤を使うと効果的です。
お掃除の際の注意点
お風呂のドアの黒ずみや白い汚れをお掃除する際、気をつけなければならないことがあります。
もしこれを無視してお掃除してしまうと、綺麗になるどころか、素材を傷めてしまいますし、場合によっては健康被害につながる可能性もあります。
なので以下の点は必ず守るようにしましょう。
・洗剤は混ぜない
洗剤を混ぜることで、有毒なガスが発生してしまうといった化学的なリスクや、キッチンハイター本来の効果の低下、安全性の喪失、環境への悪影響を考える可能性があるので、洗剤を混ぜて使用することは絶対に禁止です。
・白と黒の汚れへのアプローチは別日で行う
酸性、アルカリ性といった、性質の違う洗剤を使用する中で、洗剤を水で流したつもりが、きちんと流れ切っておらず、気づかない内に洗剤が混ざってしまい、有毒なガスが発生してしまうことがあります。
健康被害につながってしまうので、黒ずみ汚れと白い汚れのお掃除は、別日で行うようにしましょう。
お風呂のドアの汚れを防ぐには?
これまではお風呂ドアの黒ずみ汚れと、白い汚れのお掃除方法をお伝えしてきましたが、実際のところ、面倒だと思いませんか?
仕事に子育て、プライベートの時間も大切にしたい中で、お掃除を優先順位を上げて取り組むのは正直億劫です。
そこで今回は、そんな手間をかけないためにも、お風呂ドアの黒ずみと白い汚れの予防方法をお話ししていきます。
・お湯をかける
お風呂椅子に発生するカビや石鹸カスといった汚れを防ぐ方法として有効なのが、「50度程度のお湯をかける」です。
「熱いお湯をかけるだけ?」
そういった疑問を抱くかもしれませんが、お湯をかけることによって、
・お風呂椅子に残った石鹸泡をしっかりと落とすことができる。
・カビを滅菌できる
といった効果が期待できます。
ただし、注意点が2点ありまして、
・サッとかけるだけでは効果は期待できないので、お湯をかける際は、シャワーなどで5秒以上かけるようにする
・50度のお湯って相当熱いのでやけどに注意する
この2点に注意するようにしてくださいね。
・水切り、換気する
湿気が溜まりやすい状況をなくすために、お風呂から出る際には水切りでお風呂のドアの水気を無くし、換気することによって、黒カビの発生を防ぐことができます。
・家事代行を使う
そうは言っても、日々の家事や用事があると、なかなか手が付けられない場合も
ありますよね。
そこで、おすすめなのが家事代行サービスです。
家事代行を利用すると、面倒なお掃除をする必要がなくなり、家事に使用していた時間を大幅に節約可能です。
もちろん、お風呂のドアの掃除だけでなく、料理や掃除、整理整頓などの家事全般をお任せできるため、家事に時間を割く余裕のない方や家事が苦手な方にとっては、家事代行を利用することで一日の時間を有効に活用できるでしょう。
とはいえ、家事代行サービスには様々な種類がありますので、
「どこに頼めばいいの?」
と悩んでしまっている方もたくさんいるでしょう。
そのような方は、家事代行サンジュまでお気軽にご相談ください。
サンジュは過去数万件のサポート実績があり、メディア出演、市町村役場との提携等も行なっております。
また弊社では、初めて家事代行を利用する方向けに「初回お試しプラン」を用意
しています。
初回は割引価格でご利用いただけますので、少しでも興味がある方は是非一度試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はお風呂ドアの黒ずみ汚れと白い汚れの対処法、汚れを防ぐ方法をお話ししてきました。
水回りの汚れは見た目だけでなく、場合によっては健康被害にもつながりかねないので、日々のお手入れが重要になっていきます。
そういった日々の家事ができない場合、お掃除に手が回らないという方はぜひ家事代行の利用もご検討してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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